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十和田湖はどうやって出来た?
青森県の観光スポットと言えば様々ありますが、中でも十和田市は豊かな自然を楽しむ事が出来ます。
生態系も豊富で、ネイチャーツアーに参加される方も多いです。
それでは十和田市でも有名な十和田湖はどうやって出来たのでしょうか。
こちらではその成り立ちや周辺の気候についてご紹介いたします。
●カルデラとは?
カルデラ湖とは、火山が噴火した後安定してから、火口に水が溜まり湖になったものです。
日本では阿蘇山などもカルデラを見ることが出来る有名なスポットです。
十和田湖は火山活動によって出来るカルデラ湖の中でも特に珍しい二重カルデラ湖と言われています。
地質学的調査からおそらく2〜3万年前に一度噴火があり、カルデラとなった後、1万年前に更に噴火があり湖となりました。
十和田火山は現在も活火山のため、更に深い湖になる可能性もあります。湖の深さも日本で第3位です。
●水源
十和田湖の水源は焼山から始まる奥入瀬渓流と言われています。
途中にはパワースポットとしても有名な白糸の滝をはじめとして多くの滝があります。
他にも阿修羅の流れや紫明渓などネイチャーツアーの見所としておすすめです。
生態系も豊富なので十和田観光の際には、湖と合わせて訪れて欲しい場所の一つでもあります。
●気候
青森県は本州最北端ということもあり、とても寒いです。
夏がすぐ終わり長い冬に耐える冷涼形の典型的な気候です。
夏は25度を超えることは滅多に無く、冬は12〜3月まで平均気温が氷点下を下回ることも多いです。
2月にはドカ雪と呼ばれるほどの積雪も珍しくありません。
また、太平洋側から6〜8月ごろ吹いてくる「やませ」という北東風は冷たい空気を運び、しばしば農産物不作の原因ともなります。
十和田湖は透明度の高い湖としても有名ですが、人間が立ち入り辛い厳しい自然が豊かな景観を維持しているのかもしれません。
もし、近隣スポットのネイチャーツアーに参加をご検討中であれば、夏でも冬用の軽装、冬なら厚手のジャンパーやブルゾンに加え、雪の上でも滑らない靴など雪山登山用の装備をおすすめします。
十和田湖のネイチャーツアーは貴重な動植物など見所が多いですが、自然が作り出した断崖絶壁なども圧倒される迫力が魅力です。
訪れた際はどうやって出来たのか、周辺の自然がどのように育まれてきたのかということに思いを馳せてみるのも楽しいと思います。
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